高張力鋼などの添加副原料に使われている電解金属マンガンの国際市況が再び上昇に転じた。指標となる中国品の対日価格は昨年10月に13年ぶりに過去最高値を更新した後、調整局面に入っていたが、昨年末から年明けにかけて再び上昇基調となっている。足元の価格水準は日本着ベースで1トン当たり7千ドル前後と、最高値水準に迫る勢い。