中堅電線メーカーの杉田電線はカーボンナノチューブを電線に応用する研究開発に挑んでいる。次世代電線材料であるカーボンナノチューブは、炭素原子を六角形に結合したシートを円筒構造に形成した物質。引張強度は電線導体として一般的に用いられる銅の数十倍で、重量は約7分の1となっており、導電性も有している。同社はカーボンナノチューブ線材で通信ケーブルやモ...