2022年が明けた。日本鉄鋼業は、貿易摩擦激化や感染拡大による経済活動低迷などを受けて、19年度、20年度と暗いトンネル中を進まざるを得なかったが、21年度になって、ようやく出口が見え始めた。業種によってばらつきはあるものの、今年度は大幅な業績回復が見込まれている。 今年は21年度の好業績をいかにして持続させるかが課題となる。鉄鉱石や原料炭...