原料炭の対日四半期価格の指標となる中国向けスポット価格で、オーストラリア産とそれ以外の産地で価格が二極化していた現象が解消に向かっている。中国鉄鋼業が減産を継続する中、割高だった米国・カナダ炭などの輸入を敬遠し始めたことが大きい。二極化の解消に伴い、原料炭価格は調整局面に入ったが、豪中間の政治摩擦は解消のめどが立っておらず、スポット価格そのも...