関東地区の自動車関連向け冷間圧造用(CH)鋼線の需要回復が遅れている。他地区では自動車メーカーの挽回生産が立ち上がり始めているが、関東地区では長期化する受注抑制と積み上がった中間在庫の消化に時間を要しており、自動車関連向け比率が高いCH鋼線メーカーでは12月に入っても生産調整や一部休業を余儀なくされている状況だ。