全日本特殊鋼流通協会がこのほど公表した7~9月期景況アンケートによると、特殊鋼流通の62%が「黒字」と回答した。60%を超えたのは18年10~12月期以来ほぼ2年ぶり。赤字回答は10%に減少した。新型コロナで急減した荷動きが復調し、店売りでは在庫単価が上昇するタイミングに合わせて値上げ転嫁が進んだ状況を反映した。一方で「適正な利益が確保され...