2021年度下期の鉄骨需要は、コロナ禍で低迷した前年度から一転して回復傾向をたどりそうだ。先行指標となる鉄骨需要量(換算鉄骨量)を見ると、上期(4~9月)は前年同期を1割弱上回るペースで推移した。特に在庫店からの手当てが多い中小建築物の回復傾向が鮮明で、工事費1千億円超の大型再開発事業なども順調に発注されている。足元の形鋼市況はメーカー値上げ...