中国・宝武鋼鉄、韓国ポスコ、台湾・中国鋼鉄(CSC)の東アジア鉄鋼大手3社の21年1~9月期連結業績は軒並み過去最高益となった。鋼材価格の上昇、需給ひっ迫が背景となる。ただ、10~12月期は原材料高がさらに続く一方、鋼材の値上げピッチが鈍化する。さらに中国メーカーは鉄鋼減産を強いられ、同国内の景気も減速傾向にある。こうした情勢から10~12月...