日本チタン協会がまとめた2020年度の国内スポンジチタン出荷量は、前年度比56・6%減の2万6844トンだった。新型コロナ禍で航空機向けの需要が激減し、メーカーの出荷水準が大きく落ち込んだ。年度ベースの出荷量が2万トン台まで減るのはリーマン・ショックの影響を受けた09年度以来で、11年ぶり低水準にとどまった。 前年度実績を下回るのは2年ぶり...