かねて好調な自動車だけでなく、建産機や工作機械など非自動車分野でもエンドユーザーの生産水準が高まり、中部地区特殊鋼加工業者の稼働率も総じて向上してきた。多くは残業を実施して旺盛な引き合いに対応。しかしその一方、需要が戻り切らず、依然休業日を設定し、雇用調整助成金を活用して操業を制限するケースも散見されるなど、業者間で繁閑差が生じている。 大...