普通鋼電炉メーカー11社の21年4~6月期決算が4日までに出そろった。販価引き上げで多くが増収だが、主原料である鉄スクラップ価格の大幅上昇により、各社ともメタルスプレッドが縮小。特に販価改善が緩やかだった棒鋼メーカーを中心に8社が経常減益または赤字となった。 一方、海外事業の比率が高い大和工業や、ホットコイルなど薄板の販売を伸ばした東京製鉄...