こう着状態が続いていた中国からの熱延コイル輸出オファー価格が、今週央から動意を見せてきた。鉄鉱石や原料炭コストの高騰、今後の中国内での減産観測で国内市況が上昇し始め、輸出価格も引き上げる動きが出てきている。底値圏はトン当たり900ドル台後半へと切り上がりつつあり、原料高で急速な採算悪化に直面する中国鉄鋼メーカーが販価の立て直しを迫られている...