世界の鉄鋼業で、直接還元鉄(DRI)プラントによる生産量が拡大している。鉄鉱石の還元剤として使われる天然ガス(LNG)供給の増大やDRIプラントの大容量化で生産性が向上し、さらに水素還元による生産設備としても注目度が増してきた。これまで産油国中心に導入されてきたDRIの生産プロセスが、カーボンニュートラル対策で他地域にも広がりつつある。