鋼材を国内向けに輸送する鋼材内航船の輸送量が上向いている。新型コロナウイルスの感染拡大で2020年度に輸送量は大きく落ち込んだが、休止していた製鉄所の高炉再稼働が進んだことで、昨秋以降は海上の荷動きが復調。足元では、コロナ禍前の19年度の水準には届かないものの、スポット船を中心とした船腹調整が進んだこともあり、鋼材の内航船団はほぼフル稼働と...