東京製鉄は15日、7月契約の鋼材販売価格を厚板のみ前月比トン5千円引き上げると発表した。その他品種の販価は据え置いた。海外市況が強基調にある中、国内では建材品種で流通の価格転嫁がようやく本格化。これまで出遅れ感のあった厚板需給に「ひっ迫感が強まった」(今村清志常務営業本部長)として値上げを決めた。その他品種については「前月までの値上げ浸透を...