南米の二大銅供給国であるチリとペルーの政治的な動向に、世界の鉱業関係者の注目が集まっている。チリでは先月、銅生産企業に大幅な追加税が課される可能性がある新鉱業ロイヤルティ法案が下院で可決された。ペルーでは、大統領選で天然資源国有化などを掲げる急進左派の候補が接戦ながらトップの支持率を集め、現地6日に決選投票が行われる▼チリの新法案は当初、銅...