神奈川地区の異形棒鋼は急激に上げ足を強めている。鉄スクラップだけでなく電気料金も上昇し、電炉メーカーも採算改善のため９万円を照準とする売り腰を堅持している。　一方で中小ゼネコンなど需要家側は、急激な値上げに応じ切れていない。建築需要が復調しておらず、手持ち案件が限られる中で折り合いが付かない事例も見られる。想定以上の高値が続けば調達先変更を...