非鉄金属鉱山では鉱石を採掘(採鉱)した後、鉱石中の金属含有量(品位)を高める選鉱を行う。選鉱工程を経た生産物を「精鉱」と呼び、後の製錬工程の原料となる。日本は銅や鉛、亜鉛の精鉱を100%海外からの輸入に頼っている。例えば銅では年間150万~160万トン弱の国内生産量のうち120万トン前後が鉱石由来、残りが二次原料由来などの原料から生産されて...