最近、エネルギー源としての水素への関心が急速に高まっているように思える。テレビや新聞などで特集を目にする機会も増えた。日本の鉄鋼業もゼロカーボンスチールの実現に向けて水素還元製鉄の実用化に本腰を入れている▼ただ、水素社会への歩みは現状緩やかだ。政府のロードマップは2020年度までに水素を用いた燃料電池自動車4万台普及の目標を掲げていたが、実...