H形鋼の関東地区店売り市場が時代の節目を迎えようとしている。転機となるのが、2021~24年度にかけて日本製鉄が実施する東日本での生産撤退だ。背景には主要向け先である鉄骨造(S造)や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の着工減少に加え、市中の在庫店を通さないメーカー直送比率の上昇に伴う店売り市場の縮小がある。在庫店では定尺品販売から切断や穴あけ...