アジア向け熱延コイルの輸出価格が2008年以来となるトン当たり1千ドル台に達した。日本製鉄は6月積みホット商談で1千ドルを提示し交渉を進めてきたが、実際に1千ドルでの成約が散見され始めている。需給のタイト感は依然として強く、今後の7月積み商談ではさらに上値を追う展開になりそうだ。 日鉄のホット輸出はこれまで遠隔地向けで1千ドルを超えていたが...