19日公表の東京製鉄5月販売価格は、角形鋼管(コラム)の上げ幅が1万円と前月の5千円に続き値上げされた。一方で形鋼のH形鋼や溝形鋼は4カ月連続で据え置かれた。流通段階での価格転嫁が遅れ気味で、緩慢な市況展開が考慮された。だが複数の扱い筋によると、実行ベースでは5千円引き上げられるもようだ。取引規模の大きい流通大手ほど影響は甚大で「競合他社の...