東北地区建築向け鋼材市場は、新年度を迎えるものの需要の弱さが目立つ。昨年来のコロナ禍の影響で地場建築物件の動きが緩慢で、すでに流通では1~3月期出荷が例年に比べて低調だったとの声が支配的だ。足元も契約残が乏しい上に4~6月期出荷に絡む新規引き合いは限定的なことから、厳しい年度前半が予想される。 地場ファブリケーターについても、ゼネコンの地場...