市況はメーカー値上げを受けて強含みで推移するが、鋼板やフォーミング関係に比べて形鋼類は価格転嫁が追い付いていない印象だ。 需要は精彩を欠く。昨年来のコロナ禍による景気後退で今冬は例年以上に物件が薄かった。足元、地元ゼネコンは民間の手持ち工事が少なく、官庁案件の出件を待つ状況。それに伴い店売りや加工の引き合いは6月以降から本格化すると見ている...