杉田製線(本社・東京都墨田区、社長・杉田光一氏)は昨年、市川工場(千葉県市川市)にSTC炉(ショートタイムサイクル焼鈍炉)を新たに導入した。熱処理能力を引き上げることで製造リードタイムを短縮し、納期対応力を強化する。 導入したのは大同特殊鋼製のSTC炉で、熱処理能力は月約1千トン。同社の熱処理設備は、本社工場のSTC4基のほか、市川工場では...