今年もコロナ禍に伴う景況悪化が一段と進むものとみられる。しかし実体経済に反し、日経平均株価は30年ぶりに3万円台を超えた。各国の中央銀行が金融緩和策を実施しているため、余剰マネーが株式市場に流入したことが背景とされる。 金属業界でも余剰マネーで価格が高騰する余波を受けている。鉄ではステンレスに使われるニッケルが6年半ぶりの高値水準となった。...