財務省の貿易統計によると、5月における高炭素線材製品の輸入量は、前年同月比28・7%減の1万4640トンだった。その他硬鋼線を除く各品種で前年同月を割り込む動きが相次ぎ、単月で3カ月ぶりに1万5千トンを下回る低水準を記録。一昨年11月以来1年6カ月ぶりのマイナスとなった。 主な品種別では、構成比率が最も高い鋼より線が15・2%減の5938ト...