東京製鉄は18日、6月契約の鋼材販売価格を全品種で前月比据え置くと発表した。全品種据え置きは2カ月連続。海外市況の下げ止まりなど国内外とも市況は「ほぼ大底圏に来ている」(今村清志常務営業本部長)。大手ゼネコンによる工事再開もあり「真っ暗闇だった4月に比べれば先行きに薄明かりが感じられる」とした。ただ、鋼板類は需給調整に時間を要するほか、条鋼類...