新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国内外で鉄鋼需要の減速が鮮明になってきた。4~6月期は自動車や産業機械、建設など主力需要分野で、鋼材消費量が軒並み大幅に落ち込む見通し。4~6月の需要量相当の国内粗鋼生産量は2千万トンを割り込む可能性が濃厚だ。四半期生産量の2千万トン割れはリーマン・ショック後の2009年以来となる。