SC材(機械構造用炭素鋼)の店売りの荷動きは昨年11月以降、底ばい状態だ。どの需要分野も振るわず、店売り販売は18年度比で2割程度落ちている。新型コロナ感染拡大の影響が見通せない中で、当分は耐えるしかないというのが実感だ。市況全般は横ばい基調で推移している。 市中在庫は増えているが、一方で契約残が減っており、実在庫と契約残の合計は大きく変わ...