2020年春闘で、高炉大手3社は先週までに予定していたすべての労使交渉を終えた。基本賃金への財源投入を求める組合側に対し、経営側は厳しい姿勢を崩していない。経営側は集中回答日の11日に向け最終調整に入っているが、前進回答は厳しい情勢だ。 各社の労働組合は、基本賃金への財源投入額として「(1人当たり)20年度3千円、21年度3千円」を要求した...