関東地区の鉄スクラップ市況は1月下旬からの急ピッチな下落局面がいったん底打ちし、足元は強基調を維持している。ただ、電炉メーカーの生産低調を背景に市況の上げ圧力は限定的。東京製鉄が今月4日から宇都宮工場の買値を引き下げるなど先行き不透明感が残る中、目先は来週に行われる関東鉄源協同組合による輸出入札の結果が注目される。 関東地区の鉄スクラップ市...