2019年の年間鉄骨需要量(換算鉄骨量)が、7年ぶりに500万トンの大台を割った。国土交通省の建築着工統計を基に試算すると、前年比8・8%減の472万3100トン。マイナスは2年連続だ。東京五輪・パラリンピックを前に大型案件が需要の端境期に入り、高力ボルト不足から中小建築物も出件が鈍った。 構造別で見ると、鉄骨造(S造)は8・2%減の465...