全国ステンレス厚板シヤリング工業会(ANS会)統計によると、昨年12月のステンレス厚中板(熱延品)販売は前年同月比5・8%減の8158トンで、切板実需の低下を反映した。前年同月割れは13カ月連続。例外的な月を除けば、実質的にほぼ2年間にわたり前年同月比マイナスが続いた。 需要面では環境装置・食品・薬品関連など底堅い分野もあるが総じて振るわず...