関東地区のニッケル系ステンレス冷延薄板市況で天井観が広がっている。小口ユーザーなど市中末端への浸透はこれからだが、仲間売りで今以上に販価が上がる見込みは薄い。流通大手はメーカーからの仕入れ価格上昇を転嫁し切れないまま、在庫圧縮と低採算の販売を同時並行で進めなければならない状況にある。2、3月に年度末特有の荷動きの盛り上がりが出てくるかは不透明...