還暦の実感はないが「仕事の残り時間は限られる」。1年、1日を大切に「力余すことなく」取り組む決意だ。 日本鋼管での初任地、津製作所では瀬戸大橋に架かる橋梁を担当。以降は財務畑でキャリアを磨いてきた。1997年から6年間赴任した米国ではナショナル・スチールの破綻処理を経験。今では「危機的状況下でかいた冷や汗が人を成長させる」と振り返る。 20...