全日本特殊鋼流通協会の1~3月期景況アンケートによると、特殊鋼流通の60%が「前期よりも業績が悪化した」と回答した。昨年12月から荷動きが鈍化し、1~3月はその水準で横ばい推移した。市況は堅調を維持したが、物流費などコスト増の吸収が難しく、販価にも転嫁しにくい状況に加え、出荷減が採算悪化に直結した。 採算では56%が黒字、36%が収支トント...