中小規模の金属加工工場が集積する工業団地の夕暮れ時に、乗用車から複数人が降りてきてシャッターの近くから何やら場内をうかがってきた▼納期に追われ、その日はたまたま現場仕事を手伝っていた社長がそれに気付き、いったん手を止め彼らに近づくとスーッと立ち去った。不審に思い、その後も作業をしながら時折り外を見ると、一度は去ったはずの車がノロノロ運転しな...