今年の関西地区のナットや六角ボルトといったファスナー市場は、向け先によって需要の濃淡があった。建築用ボルトは高力ボルト(ハイテンションボルト)の不足により、仮締めボルトの需要が昨年秋口から急増した。今下期以降は若干落ち着いてきたものの、建築向けなどは底堅く推移している。一方、米中貿易摩擦の影響からか、自動車用ナットが一部のカーメーカー向けを...