――足元の稼働状況は。 「半導体関連の需要に一服感もあり、年度当初の見通しに比べ少し下がったレベルにはあるが、現場感から言えば依然高い水準にある。現在の出荷量は月間2万3千トンを超えている。高機能のステンレス棒線を中心に繁忙感がある」――自動車関連は。 「環境対応用途をはじめとした耐食、耐熱性の高い高機能鋼のニーズは根強い。今後も堅調に推移す...