財務省が発表した貿易統計(速報)によると、2018年度の全鉄鋼輸出は前年比8・2%減の3428万4千トンだった。日本製鉄やJFEスチールなど高炉大手の生産トラブルが続き、輸出向けの成約を一段と絞り込んだため6年連続の減少となった。 向け先では、アジア向け輸出が全体の81・1%を占め、前年度からは1・4ポイント上昇。8年ぶりに80%台へ達した...