中国政府は上位10社の粗鋼生産シェア60%を目標とし、市場の安定化や国際競争力の強化に向け大手の寡占度を高める意向を示している。宝山鋼鉄と武漢鋼鉄が統合した中国宝武鋼鉄集団の誕生で一時はシェア上昇が実現したものの、全体の粗鋼生産が増える中で目標達成には再度の大型再編が必須となりつつある。 目玉となるのは国営の名門にして最大手・宝武の次なる一...