日本鉄鋼業が直面するメガトレンドの中で、地球温暖化対策としてのCO2排出削減は大きなテーマだ。日本全体では2050年にCO2排出量を8割減らす方針だが、8割減らした後に残る2割は、産業別で見れば鉄鋼業と石油化学産業が大きくなるだろう。50年段階で、高炉業がCO2排出をゼロにすることは現実的に厳しいが、2100年に向けて「ゼロカーボンスチール...