2018年は国内外の鉄鋼市場が安定した1年だった。中国で過剰設備能力の削減が進み、鉄鋼需給がタイト化し、鋼材価格が上昇した。 ただ11月以降、中国の景気減速に伴い鉄鋼市場の不透明感が一気に高まった。暖冬影響もあってロシアミルからの出荷量も増え、中国や東南アジアの鋼材市況は下落する動きを見せた。 中国内需がピークアウトしていることは確かで、今...