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 近年、激甚化・頻発化する自然災害への備えとして、河川・港湾・道路施設などのインフラ強靱化がますます重要となっている。コンビジャイロ工法は、ハット形鋼矢板と鋼管杭を組み合わせることで、高い止水性と剛性を兼ね備えた壁体を構築し、防潮堤や護岸、土留め構造物などの防災・減災対策に貢献する。ハット形鋼矢板が止水性能を、鋼管杭が構造性能を担うことで、災害に強い社会基盤の形成を支えている。

 鋼管杭の径や配置ピッチを柔軟に設定でき、現場条件や要求性能に応じた最適な設計が可能となるほか、一般的な鋼材を用いたシンプルな構造により、高い性能と経済性を両立している。また、ハット形鋼矢板と鋼管杭を1台の圧入機で施工できるため、機械の入替えを最小限に抑え、施工効率の向上や工期短縮にも貢献する。

 さらに、本工法は圧入施工を採用しており、低騒音・低振動・無排土による環境に配慮した施工を実現する。狭隘地や水上、空頭制限下など厳しい施工条件にも対応できるため、既存インフラを供用しながらの工事も可能とする。

 コンビジャイロ工法は、災害対策・都市機能向上・環境対応を通じて安全・安心な社会基盤の整備に貢献していく。