熊本地震でも浮き彫りになった避難所となる体育施設の環境改善が急務となっている。猛暑や電力不足による過酷な避難生活の課題を解決し、安全で快適な空間を創出するのが、三洋工業の直貼天井「SZセイバー」と輻射式冷暖床システム「エア・フロア」だ。
「SZセイバー」は優れた耐震性能と断熱機能を兼備する。仕上げ材を直接取り付ける独自工法で屋根からの輻射熱を大幅に軽減し、天井裏の温度を約8度低下させ、猛暑から避難者を守る。併せて導入効果が高い「エア・フロア」は、床下地材の裏面に冷温風を当て輻射熱で空調する。空間全体を冷やす対流式と異なり、避難者が過ごす「居住域」を集中的に空調するため消費電力を抑制。電力が限られる災害時でも稼働しやすく、直に快適さを提供できる。
また同社のアルミ建材・エキスパンションジョイントカバー「サンパンション」は、建物の不可避な動き(温度変化、地震、風揺れ、不同沈下など)を吸収し、仕上げ材や構造体を保護する重要な建築部材。床や壁、天井などの仕上げ材のひび割れや目違い、突き上げ、音鳴りなどの不具合を防ぎ、建物の耐久性と安全性を確保する。
これら製品の展開は、命を守る耐震性と快適な断熱・空調を両立し、災害に強いインフラ整備を支えるとして需要拡大が期待される。なお同社の地震対策天井「SZシーリングシリーズ」は在来から特定天井まで幅広く対応しており、2100物件以上、累計130万平方メートル(8月末時点)の納入実績があり、〝安心・安全で快適な空間〟の普及に大きく貢献している。



