日鉄建材はこれまで、土石流や流木対策として、平常時には自然環境を損なうことなく土砂や水を流下させ、土石流発生時には巨礫や流木を効果的に捕捉する機能を備えた鋼製透過型堰堤(鋼製スリットダムAB型など)を全国各地に展開してきた。こうした豊富な実績とノウハウを活かし、張出しタイプ流木捕捉工の「AD型流木捕捉工」を開発した。
特長は次の通り。
(1)土石流区間や掃流区間に設置されている既設不透過型堰堤、及び新設不透過型堰堤に流木捕捉機能を付加することができる堰堤直付け式流木捕捉工である。
(2)堰堤上流域(堆砂敷)の満砂・未満砂にかかわらず、適用が可能である。
(3)柱部材に加えて水面付近に横部材を配置し、さらに端部柱部材を追加配置することで流木を効果的に捕捉する。(水理模型実験により確認)
(4)捕捉工は、土台コンクリートのみで支持する構造であるため、既設堰堤の袖部を改変する必要がない。また、土台コンクリートに支柱を埋め込んで固定する以外に、アンカー材による固定方式もあることから、施工性に優れる。
今後も日鉄建材は、顧客の声に真摯に耳を傾けながら、「スリットバリア」のような時代のニーズに応える製品開発を通じて、防災・減災・国土強靱化に貢献していく。

