横浜ガルバー(本社・横浜市鶴見区)が展開する、次世代環境型の溶融亜鉛アルミニウム合金めっき「AZ」を採用する動きが広がっている。インフラ整備で長寿命化や長期耐久性の確保が指向される中、高い耐食性を通じて電力・通信を中心に需要が高まるとともに、鉄道や建築、環境・衛生、土木など〝メンテナンスフリー〟が求められる幅広い分野から注目が集まっている。
AZは、三元系の合金めっきとして2019年に規格化された「JISH8643」に準拠し、めっき皮膜は表層と中間層に大別され、中間の合金層は鉄-アルミニウムと亜鉛・マグネシウムで組成する皮膜で形成。5000時間を超える促進試験で亜鉛めっきの10倍以上の耐食性が確認されており、塩害環境下で一連の機能を発揮する。
めっき皮膜は硬くて耐摩耗性や密着性にも優れ、長期間性能を安定して維持できるため、「定期的な補修や更新の頻度を減らし、ライフサイクルコストの大幅な抑制につながる」(高口謙一専務)。
国内最大級の吊り能力(10トン/単重)とめっきの有効寸法(長さ8500ミリ×深さ2200ミリ×幅1500ミリ)を備える、本社から至近の鶴見駒岡工場で生産し、大型構造物の受け入れにも対応している。
同工場では「AZ」と、鉛とカドミウムを含まない、RoHS2指令に適合した環境対応型の高純度亜鉛めっき「エコZ」も配備し、外構にはそれぞれのめっきを施した防風・防音パネルを常設している。


