2025年の鋼材市場を振り返ると、「横ばい」という言葉が最もしっくりくる。市況は大きく崩れることもなく、かといって上向く兆しも乏しいまま推移した。 需要は当用買い中心で、在庫を極力持たない取引が定着した。一見すれば安定しているようだが、その内実はコスト高と採算悪化に耐え続ける我慢の構図だ。仕事はあっても利益が残りにくい。 この〝横ばい〟は、...