東京、大阪、名古屋の主要マーケットにおける厚板市況が「大底」圏内に入ったとの感触が、ここにきて広まりつつある。主力の建築・建材分野をはじめ需要環境は今も低調ながら「夏場をボトムに少しずつ上向いてきた」(首都圏の有力扱い筋)とし、最悪期を脱したとの認識。年度下期入り以降、母材販価に目立った値下がりもなく、中部鋼鈑が12月契約でトン5千円値上げ...